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広い世界に出てみよう 1/2

2006年、いじめ問題が大きくとりだたされている中、

さかなクンが朝日新聞にいじめに関する記事を掲載しました。

自身の経験を専門である魚の世界で例えた文章は、

当時かなり話題となったのを覚えています。

【記事】

(いじめられている君へ)「広い海へ出てみよう」

それは、誰もがいじめられたり、あるいはいじめる側だったり、

似た経験をしたからこそ、共感したのではないでしょうか。

この記事が投稿された2006年当時、今では大きく報道されているいじめ問題が、

メディアで大きく取り沙汰され始めた頃で、

私の通っていた中学校も例外ではありませんでした。

私の家庭は、家族全員が太めの体型をしていることもあって、

私も生まれた頃から太っていました。

幼い頃は私は周りより太めなのかも、とは思っていましたが、

小学生高学年になると、「私って太ってるんだ。」と本格的に自覚し始めました。

中学生にもなると、今度は周りが自覚しないことを許してはくれなくなりました。

体型に関して、男子から悪口を言われ、女子には陰口を叩かれるようになりました。

ひどい時には、「デブ」「ブタ」と言って、避けられた時もあります。

そうなると、「私の居場所がなくなる!」と危機感を感じ始め、

食事や水分を抜くようになり、必死にダイエットをしました。

ピーク時は、食事を抜きすぎたせいで、

急に脚に力が入らなくなり、帰宅途中に倒れたこともありました。

今となっては思い出話のように話すこともできますが、

当時の多感な時期の私には深刻な問題でした。

時には、

あまりダイエットの成果が出ない苛立ちを母親にぶつけ、

好きでもない体に生まれてきた私の人生を後悔し、

私を大切に育ててくれた母でさえ恨むようになりました。

それでも、私の母は私を寛容に受け止め、私を励まし続けてくれたおかげで、

無事に、中学校を卒業することができました。

高校に入学し、大学、社会人と進むにつれ、

あまり体型のことで傷つくことはなくなりました。

しかし、中学生の時に芽生えたコンプレックスはいつになっても消えませんでした。

おそらく、中学校の時に私に悪口を言っていた男子や女子は、

私にそんなことを言ったことも覚えてはいないでしょう。

しかし、私の心の中には、はっきりと残っていました。

中学校の時にできた心の傷は、まるで刺青のように、

皮膚の内側まで染み込んでしまうようです。

いつも、どこかで、体型を気にしている私がいます。

なるべく体型がわからない服を選んでいたり、

食事のたびに食べ物のカロリーを気にするなど

知らずのうちに、

体型というコンプレックスから逆算した私が形成されていました。

それでも、何不自由ない、一般的な社会人生活を送る中で

ふっと前述した、さかなクンの記事を見つけました。

「広い海に出てみよう」

自分の経験を踏まえた、さかなクンらしい文章は、

短いけど、優しさで溢れていて、自然と私は涙が流れました。

何を思ったのか、

そこで、私は「広い海に出てみよう!」と思いました。

今の私にとっての広い海は海外。

どうせなら、南米とかアフリカとか遠い国に行きたい!

そう思い、受けることにしたのが青年海外協力隊。

「世界も、自分も変えるシゴト」

というフレーズも私にピッタリだと思いました。

そこからは意外とあっさり進んでいきます。

一回では受からないと思っていた青年海外協力隊の試験に受かり、

しかも、行きたかったアフリカに行けるようになりました。

会社を辞め、ついに青年海外協力隊に参加しました。

広い世界に出よう(2)

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