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広い世界に出てみよう2/2

(前回) 広い世界に出よう 1/2

アフリカに着いて、はじめは戸惑いました。

実は私は海外旅行にすら行ったことがなかったのです。

なので、パスポートも作ったことがないし、

そもそも、外国人に慣れていません。

生まれてこの方、日本人としか会話したことがありませんでした。

あったとしても、通っていた小学校の国際交流の一環で、

アメリカ人と英語で挨拶をしたことくらい。

なので、小学校の時は白人は全員アメリカ人だと思っていた頃もありました。

ましてや、黒人には全く免疫がありません。

原宿の竹下通りのイケイケなイメージしかない。

初海外がアフリカで、青年海外協力隊であった私。

実際のアフリカ人はもっとイケイケでした。

しかも、竹下通りのお兄ちゃんもびっくりの積極性です。

初対面でも、「好きだ。」「かわいいね!」と声をかけられて、

「結婚しよう!」と路上でプロポーズされたことも少なくありませんでした。

そこで、先輩隊員に

「現地の人は、現地に慣れているか、慣れていないかはすぐにわかるみたい。」

と言われたことがあります。

しかし、その後、しばらくして、

アフリカやその生活にも慣れてきた私ですが、

それでも、現地の人からの言い寄られが収まりませんでした。

そして、ようやく気がつきます。

「マジでモテてる!(笑)」

よくよく話を聞いてみると、

私の見た目と体型が現地の人にドンピシャみたいです。

アフリカでは太ってる人がモテるって聞いたことはあったけど。

あれだけ気にしていた体型のことなので、

正直、複雑な気持ちだったことを今でも覚えています。

アフリカでの生活の中で、私にはアフリカの家族ができました。

その家族は私のことをいつも気にかけてくれて、

特にお母さんはいつも私のことを

「素敵ね!」「美しいわ。」と言って、愛情を注いでくれました。

中学時代の話をすると、泣いて悲しみ、怒ってくれました。

本当に、中学の時の私を支えてくれた母親のようでした。

そんな素敵なお母さんの洋服は決して綺麗なものではありません。

綺麗なことを言うと、本当に心が美しい人でした。

太ってることを気にしてると言うと、

「あなたなんてまだまだよ、周りを見てごらんなさい。

あなたより、ひと回りもふた回りも大きい人ばかりよ。」

なんてことを真面目に言われます。

そんな生活を送っていると、

私が嫌いであった自身の体型を許し、受け入れられるようになりました。

確かに、現地の人でモテる女性は皆太っていました。

仲の良いおじさんたちが「すごい美人がいる!」と噂していて、

あまりにも多くの人が言うので、どんな佐々木希がいるのかと思い興味本位で、

実際に見てみたら、全盛期の森公美子だったので、

その時に心の底から「太ってる女性がモテるんだ」ということを実感しました。

そんなある日、いつものように

現地の人が真面目に「太ってる女性は最高さ!」と言うのを聞くと、

不快感がなくなり、少しおかしく思えてきて、笑えるようになりました。

日本ではいけないとされる体型がアフリカでは良しとされ、

世界って面白いなって心底思いまいました。

それと同時に、

日本の狭いコミュニティってやっぱり大変だなって思いました。

みんな目鼻立ちが似てて、肌の色や髪の色もほぼ同じで、髪質も似てる。

みんなより少し違っただけで、目立つ。だから、すぐに叩かれる。

でも、私は感じました、世界は広いって。

アフリカってみんな、言われる天然パーマなんですよ。

美容室でやっても無理なくらいの、立派なパーマの人もいます。

中学生の頃って、私の体型がそうだったように、

クセ毛の人を「天パ(天然パーマ)」って馬鹿にするけど、

今の私はそんなやつに

「お前ら、本物の天然パーマ見たことあんのか!?あん?」って言いたいです!笑

目が小さい子、肌の色が濃い子、アゴが出てる子、毛が濃い子、ほくろが多い子、

いろんなコンプレックスや悩みがある子。

日本にいると目立っちゃうけど、世界だとまだまだだからね?

日本だとわからないけど、

違うことは悪ではなくて、おもしろくて、素敵なことなんだよね。

そんなことを感じながら、アフリカでの二年間が終わり、帰国しました。

私自身、アフリカに行く前とでは、やっぱり

「見た目」の考え方がすごく変わりました。

それまでは、自分自身も見た目を気にしていたこともあって、

人の悪いところに目をやっていましたが、

今はすごくポジティブな考えになりました。

ハゲだろうが、デブだろうが、チビだろうが、

「いいじゃん!」「いいね。」って心の底から思えます。

だから、自分自身の体型のことも受け入れられたのかな。

私を変えてくれた、さかなクンの言葉を借りて、

私なりに言わせてください。

「広い空の下、広い世界へ出てみましょう。」

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